vol.1
人が足りない農業を、データとAIで支える時代へ
もし、農家さんが今の半分になったら、私たちの食卓はどうなるでしょうか?
いま、日本の農業は大きな転換点を迎えています。農業従事者は15年前と比べて約40%減少し、平均年齢は約70歳。人が足りない――これは決して遠い話ではなく、私たちの毎日の食事に直結する問題です。このまま担い手が減り続ければ、「作りたくても作れない」時代がやってくるかもしれません。しかし、私たちはこれを単なる危機とは考えません。これは、農業を進化させる大きなチャンスでもあります。
畑に設置されたセンサーが土壌の水分や温度のデータを集め、ドローンや衛星画像が広大な農地の生育状況を把握する。集まった膨大なデータをAIが分析し、最適な収穫時期や施肥量、作業計画を導き出します。さらに、AIを搭載した自動走行ロボットが農作業を支援する。かつては経験や勘に頼っていた農業は、いま「データで判断する産業」へと変わり始めています。
情報農学部(仮称)では、農学を土台に、AIとデータを活用して農業を進化させます。作物や土壌、生理学といった基礎を大切にしながら、データサイエンスやロボティクスを融合的に学びます。目指すのは、「少ない人手でも持続可能な農業を設計し、農家と日本の食を救う人材」です。
農業は、体力勝負の産業ではありません。これからは、知力と情報処理能力を駆使する「知力勝負」のフィールドです。食料安全保障という、日本そして世界にとって最も重要な課題に対し、AIとデータという武器を持って挑む。それが、これからの農業の姿です。あなたの好奇心とテクノロジーへの関心が、誰かの明日の食事を支え、日本の未来を支える力になります。AIとデータで、農業の新しい世界を一緒に創ってみませんか。

